今から2年ほど前、中国のネット配車サービスでライバル関係にあった滴滴と快的は熾烈な競争を続けていたが、その後この2社は合併し滴滴出行となった。それ以降、滴滴出行の最大のライバルはUber中国だったが、この2社もまた同じ道を歩もうとしている。
2016年8月1日、滴滴出行はUber中国のブランド、業務、データなど全ての資産を買収することを発表した。さらにUber中国の親会社である米Uberは滴滴出行の5.89%の株式を取得し、滴滴出行と米Uberは株式を相互保有する関係となる。この買収が完了すると、滴滴出行は百度・テンセント・アリババの3大ITグループ(BAT)の全ての資本が入っている会社になるが、これは中国国内で初めて事例だ。それに加え滴滴出行は今年初めに米アップルから10億米ドルの出資を受けている。
この買収が完了した後、管理業務や開発業務は統合が進められるが、Uber中国は依然として独立したブランドとして運営される予定だ。元々Uber中国の価格は滴滴出行よりも明らかに安かったが、買収後もこの価格が維持されるのかということは多くのユーザーが気になっている点だろう。国内のネット配車サービスのほとんどが滴滴出行の傘下に入った今、この買収が消費者の利益を害する方向に向かわないことを願う。
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