テンセント傘下の微衆銀行(ウェイジョン)は4.5億米ドルの追加資金調達の合意に迫っており、現在の評価額は約55億米ドルと報じられている。情報筋によると今回の資金調達に参加するのはプライベートエクイティを専門とするアメリカの投資ファンド、ウォーバーグ・ピンカス社やシンガポールのテマセク・ホールディングス社などだという。
テンセント傘下の微衆銀行は自己リスク型の民間銀行で、資本金は30億元におよぶ。主要株主にはテンセント、百業源投資公司、立業集団など有名な民間企業が並んでいる。その中でもテンセントは30%の株式を保有する筆頭株主だ。
微衆銀行の主な業務は個人や中小企業の顧客に対する預金業務と短長期の貸付教務である。それ以外に国際決済業務、手形業務、債券売買、外国為替業務なども行っている。
しかしながらライバルのIT企業アリババが率いる螞蟻金服は現時点で評価額が450億米ドルを超えている。さらに現在追加資金調達を実施していて、その調達額は合計で100億元を超えていると噂されている。螞蟻金服は微衆銀行に先駆けて業務を開始しており、2014年には営業収入101.5億元を達成している。
追加資金調達が成功すれば、螞蟻金服の評価額は小米(シャオミ)や百度(バイドゥ)を抜き、中国のIT関連企業では親会社のアリババやテンセントに次ぐ規模になる。そう考えると微衆銀行の評価額55億米ドルはライバルの螞蟻金服に大きく後れをとっている。
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