中国ECサイトの特徴

このページではCNNECTを通して輸入できる中国の各ECサイトの特徴をご説明します。

淘宝（タオバオ）

淘宝（タオバオ）は2003年5月にスタートした5億人以上のユーザーを抱える中国で最大のECプラットフォームです。天猫や1688と同じアリババグループによって運営されています。個人や小規模企業が無料で出品できるCtoC型の小売プラットフォームで、衣類から電化製品、インテリア雑貨、食品までありとあらゆるものが販売されています。ただし出品のハードルが低い分、品質の悪い商品などが出品されているケースも散見されますので、購入の際には事前に商品や出品者の評価を確認するなど注意が必要です。

天猫（Tモール）

天猫（Tモール）は淘宝と同じアリババグループによって運営されていますが、審査を通過した企業のみが出品できるBtoC型の小売プラットフォームです。もともとは淘宝内に淘宝商城として運営されたものが、2012年1月に淘宝から独立して天猫になりました。厳しい審査があるため、商品の品質や真贋は保証されていて、7日以内なら無条件返品が可能などアフターサービスも充実しています。毎年11月11日には独身の日として『双11』と呼ばれる大規模なセールが開催されます。

アリババ（1688）

アリババ（阿里巴巴）は1998年にアリババグループが最初のサービスとして開始した卸売りプラットフォームです。アリババは中国国内向けの『1688.com』と海外市場向けの『alibaba.com』に分かれています。アリババは卸売りのサービスですが、1点から購入可能な商品も数多くあります。また多くの数量を一度に購入することで、数量に応じた割引があるのも特徴です。原材料や機械部品などから、衣類、電化製品などの完成品まであらゆる分野の商品を低価格で購入できます。

京東（JD）

京東（ジンドン）は2004年1月にスタートしたBtoC型のECサービスで、中国では淘宝や天猫などアリババグループのサービスに次ぐ人気を集めています。京東の自社販売や審査を通過した企業の出店が中心なので商品の品質が保証されているのが特徴です。また自社の物流網を持つため、商品配送やアフターサービスにも定評があります。家電、デジタル、インテリア、ファッション、育児、玩具、書籍、食品など日常生活で必要なものはほとんど揃っています。

当当網（ダンダンワン）

当当網（ダンダンワン）は1999年11月に誕生した中国でも最も長い歴史を持つBtoC型のオンラインショッピングプラットフォームです。中国の有名な出版社の科文グループが中心に立ち上げ、創業当初は書籍類の販売を中心としていました。現在はアパレル、服飾雑貨、コスメ、インテリア、生活雑貨、電化製品など幅広いジャンルの商品を取り扱っていますが、書籍・音楽・映画などメディア関連商品の品揃えが多いのが特徴です。

蘇寧易購（スーニンイーゴウ）

蘇寧易購（スーニンイーゴウ）は中国の大手家電量販チェーンの蘇寧電器が2009年に開始したBtoC型のオンラインショッピングサービスです。家電やデジタル機器などが中心ですが、アパレル・美容・スポーツ・食品・インテリア・書籍など幅広いジャンルの商品を取り扱っています。家電の設置や修理、清掃など、中国全土に実店舗を持つ強みを活かしたオフラインでのサービスが充実しています。

亜馬遜（ヤーマーシュン）

亜馬遜（ヤーマーシュン）はアメリカのAmazon社が中国大陸で運営するオンラインショッピングサービスです。書籍、音楽、ビデオ、デジタル機器、家電、インテリア用品、玩具、美容用品、化粧品、アクセサリー、アパレル、食品、スポーツ、アウトドアなど幅広い商品を取り扱っています。中国の主要15都市に物流倉庫を構えており、品質管理や配達速度、アフターサービスなどには定評がありますが、中国内の電子商取引のシェアでは淘宝、天猫、京東などの競合に大きく水をあけられています。

義烏購（イーウーゴウ）

義烏購（イーウーゴウ）は2013年に誕生したBtoB型の卸売りプラットフォームです。中国の浙江省義烏市にある世界最大級の生活雑貨卸売市場の商品をオンラインで購入できます。玩具や雑貨、文具、衣類、アクセサリーなどを中心に約7万店舗が170万種類を超える商品を販売しています。

唯品会（ウェイピンフイ）

唯品会（VIP）はアパレル、靴、バッグ、化粧品、マタニティ用品など女性向けの商品を中心に販売するショッピングサイトです。中国の広東省広州市に本社を構えています。2008年のサービスを開始後、順調に成長を続け、現在は3億人を超える会員がいます。国際的にはあまり知られていないものの、デザインや品質には定評のある中国発ブランドの商品が数多く揃っています。