中国ECサイトのセール期間

このページでは中国ECサイトで毎年開催されるセールとその特徴をご案内します。

6月18日

このセールは京東が同社の創業日である6月18日を記念して毎年行っている同サイト最大級のセールです。通常は毎年6月1日から18日まで様々な趣向を凝らした大規模なセールを展開します。元々は京東のみが行っていましたが、現在は淘宝や天猫などの競合ECサイトも追随して6月18日前後に同様のセールを開催しています。多くの大規模セールは年末に集中しているので、年前半に欲しいものがある場合はこの期間がねらい目です。

11月11日（双11）

双11（シュアンシーイー）と呼ばれるこの日は、2009年に淘宝が11月11日の光棍節（独身の日）に始めた、1年で最大のセール日です。淘宝、天猫などを運営するアリババグループが1年で最も力を入れる一日で、毎年24時間の売上げ世界一など数多くの記録を樹立しています。現在はアリババグループ以外のECサイトやオフライン店舗もこの日に大規模なセールを行うため、中国では年最大のセール日として認知されています。

12月12日（双12）

双12（シュアンシーアー）は毎年12月12日に行われる大規模セールで、双11に続く年末のセールとして淘宝が2014年に開始した大売出し日です。現在はアリババグループの淘宝、天猫以外にも、京東、蘇寧易購など数多くのECサイトで大規模なセールが開催されています。冬物衣類や家電、化粧品などの商品に対して大幅な割引が行われ、クリスマスや正月など年末にかけて消費者の気持ちが高まる時期と相まって、大きな盛り上がりを見せます。

旧正月前後（年貨節）

年貨節はアリババグループが双11、双12に続く第3のイベントとして打ち出しているセールで、毎年旧正月を挟んで前後約1か月の期間に実施されます。双11や双12が都市部に住む若者世代を主なターゲットにしているのに対し、年貨節はこれまでECサイトを利用することが少なかった地方に住む労働者や農民などをターゲットにしているのが特徴です。食料品、生活雑貨、旧正月装飾など実用的な商品に対して割引が行われます。