今回、拼多多が中国国営放送局である中央電視台(CCTV)の春節晩会のお年玉企画協賛パートナーに決定したことが分かった。春節晩会は1983年から毎年旧正月大みそかの夜、4時間半にわたり放送されている。著名なゲストが歌唱や雑技、伝統芸能などを披露する日本の紅白歌合戦に相当する番組だ。
中央電視台は2014年からスマートフォンと連動した企画を実施しており、これまで微信・支付宝・淘宝・百度・快手などのネット企業が協賛パートナーになってきた。
5年前には微信の『揺一揺』(LINEの『ふるふる』に相当)を使ったお年玉企画を行ったが、これがそれまで支付宝(アリペイ)に対して劣勢だった微信支付(WeChatペイ)が普及するきっかけになった。それに対抗して翌年支付宝が同企画の協賛パートナーになり大きな注目を集めた。このように春節晩会のお年玉企画はネット企業同士の熾烈な争いの場所になっている。
拼多多は農産物のネット販売から始まったが、その後家電、生鮮食品、インテリア雑貨などの共同購入サイトとして大きく成長を遂げた。現在のアクティブユーザー数は7億人に近づいており、出品店舗は500万店、年間流通総額は1.2兆元(約19兆円)を超え、淘宝・京東に続く中国ECサービスの第三極になっている。
拼多多は2018年から決済サービスのライセンス取得を目指してきたが、今年初めに子会社の『付費通』を通してライセンス取得を完了した。今回の春節晩会お年玉企画との協賛は『付費通』が全国に広がるきっかけになるか注目を集めている。
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