WhatsAppやMessengerなどアメリカ発のメッセージアプリは確かに素晴らしい。しかし金銭的な面だけに限れば、WeChat(微信)はこれら海外のライバルを大きく引き離している。
アメリカのITコンサルティング会社Activateのデータによると、WeChatの1ユーザーあたりの平均収入は7ドルほどだ。それに対しWhatsAppは6セント、Viberは1セント、Messengerに至っては一切の収入を上げていない。
また同じデータによると、アジアのメッセージアプリは欧米のものに比べて収入に結びつく傾向が強いようだ。カカオトーク(KakaoTalk)は1ユーザーあたり4.24ドル、LINEは3.16ドルの収入を上げている。
Activate社創業者兼CEOのマイケル・ウルフ氏はこう述べている。「アジア初のメッセージアプリはプラットフォームとして働き、その上で動く他のアプリの開発に成功している。これは歴史上最も速いスピードで成長しているデジタルメディアだ。」
ユーザーから収入を得ることは決して悪いことではない。WhatsAppやMessengerはユーザーにとっては「親切なアプリ」だが、株主にとってはそうではないのかもしれない。
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