先日、経済日報が京東と協力して最新の中国の消費動向レポートを公開した。その中で、1995年から1999年にかけて生まれた『95後』と呼ばれる世代が、社会人として購買力を増すにつれ、市場全体に新たなトレンドと活力をもたらしている実態が紹介された。
95後世代の消費の特徴は個性化と多様化だ。この世代はスマートフォンやデジタル製品、スポーツ・アウトドア、旅行などにお金をかける傾向がある。生活の質や生産性を向上させることにも熱心で、スマート家電、洗濯乾燥機、食器洗浄機などへの関心も高い。さらに中国の経済成長期に生まれ育ったこの世代は、上の世代のような海外製品に対する盲目的な崇拝はなく、中国産製品に対する誇りと自信を高めているようだ。
ここ数年の間に95後世代の間で広がりつつある消費方法に『即時零售』がある。これはスマートフォンの位置情報とリアルタイムの在庫情報を基に最適な物流ルートを選択することで、注文から数時間以内に配達を完了するデリバリーサービスのことを指す。美団や京東到家、盒馬などが代表的なサービスだ。かつての『即時零售』はフードデリバリーが中心だったが、仕事と遊びに多忙な95後世代は衣食住のあらゆる分野でデリバリーサービスを利用している。レポートによれば、家電、家具、化粧品、パーソナルケア用品などでデリバリーサービスの需要が急速に拡大しているようだ。
また微信、微博、小紅書などのSNSが当たり前のように生活に浸透している95後世代は、消費の選択をSNSで行い、消費の成果をSNSで披露するなど、消費が一貫して社交ニーズに結びついているのも大きな特徴だ。95後世代による消費がますます大きな比重を占めるにつれて、各業界やブランドは、デザインや機能、サービス、マーケティングなどの面でこの世代のニーズ対応する必要を迫られている。
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