フェイスタオルや紙コップといった一般的なアイテムから、ベッドシーツやバーベキューグリルなどの意外なアイテムまで、中国の若者の間で使い捨て商品の人気が高まっている。天猫が公開したデータによると、618セール開始以降、使い捨て商品に関連するキーワードの検索数は前年比で10倍以上増加している。実際の販売状況でも、使い捨てベッドシーツが前年比で250%以上、使い捨て靴下は180%以上の伸びを見せている。こうした使い捨て商品のブームの背景には、衛生面と時間効率を重視する若者世代特有の考え方があるようだ。
「旅行や出張に行くとき、スーツケースの中には使い捨てのアイテムが詰まっています。」 30代の中国人女性会社員はこのように話す。ホテルの衛生環境は地域や施設により一定ではないため、自分で準備をした使い捨て商品を使うほうが安心できるようだ。彼女は旅行や出張時には必ず、ベッドシーツやトイレ便座カバー、バスタオルなどの使い捨てアイテムを携帯している。
天猫が発表したデータによると、旅行関連の使い捨て商品の販売数量は前年比で、使い捨てバスタオルが139%、使い捨て靴下が180%以上、使い捨て下着が50%以上増加した。ブランドごとの細かいデータを見ると、AMORTALSの使い捨てフェイスタオルの販売数量は15万枚を超え、前年比で830%増加、逐本の旅行用クレンジングオイルは前年比800%以上増加した。
近年、若者の間でブームが続いているキャンプやアウトドアの現場でも使い捨て商品が活躍している。使い捨てワイングラスやお皿、さらにはキャンプ向けにデザインされた使い捨てバーベキューグリルなどまである。天猫のデータによると、618セール開始以降、使い捨てバーベキューグリルの検索数は前年比300%も増加している。
さらに意外なところでいうと、一度は市場から消えかけた使い捨てカメラの人気が再燃している。使い捨てフィルムカメラは100元未満という手頃な価格で購入可能なうえ、その軽量性とレトロなデザインが、リアルタイムでフィルムカメラを知らない若者にとって新鮮に映るようだ。天猫のデータによれば、618セール開始以降、使い捨てフィルムカメラの売上は前年比78%増加している。
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