11月1日京東商城は同サイトが実施したセールでのスマートフォン販売数量を発表した。中国産スマートフォンでは小米(シャオミ)が首位で、華為(ファーウェイ)、魅族(メイズ)、奇酷(チークー)がその後に続く。特に注目すべきはセキュリティソフトで有名な360が開発するスマートフォンの奇酷だ。奇酷は今年8月に発表されたばかりの新しいブランドだが、注目度は日に日に高まっている。今回中国産スマートフォンで販売数4位に躍り出たことで、「華奇小魅」という新たな4大ブランドの勢力図が形成された。
小米は昨年まで急速に業績を伸ばしていたが、今年に入ってその勢いは感じられない。昨年の第3四半期、スマートフォンの販売数で国内1位、世界3位という圧倒的な人気を誇った小米だが、その後次第に成長率は鈍化している。華為と魅族は安定した販売数は保っているものの、依然として爆発的な人気を得るには至っていない。
360奇酷はこれらの4大勢力の中で最も期待の持てるブランドだ。業界の事情に詳しい人物はこう話す。「積極的な広告戦略が功を奏し、奇酷の認知度は次第に高まっています。多くのソーシャルメディアで360奇酷はホットな検索ワードになっています。京東商城のコミュニティでも最も盛り上がりをみせるのは360奇酷のスレッドです。しかし360奇酷の人気はCEOの周鴻禕氏が得意とするプロモーション戦略によるものだけではありません。同社のスマートフォンはコストパフォーマンスが圧倒的に優れています。」
360奇酷のユースモデル(青春版)の躯体は航空機でも利用されるアルミマグネシウム合金を鍛造して作られている。軽量化と滑らかな表面を実現するマグネシウム、明るさを出し耐用性を高めるアルミ。この2つの金属を融合したユースモデルは手に取ったときに金属特有の重たくて冷たい感触はない、きめ細やかで温かみさえあり、指紋やかすり傷を残さない。
さらに特筆すべきはセキュリティソフト開発という本業の強みを生かした「360 OS」だ。「360 OS」はAndroid5.1をベースにし、独自セキュリティ機能を追加している。「360 OS」は個人情報を保護するセキュリティシステムを提供するだけにとどまらない。スマートフォンをなくした場合に代金の80%が保証される盗難保険、最高で年間12万元まで保証される財産保険も付帯している。
360奇酷は価格攻勢でも手を抜かない。ユースモデルは11月のセール期間は200元の値下げをし、999元で販売される。同じ価格帯のスマートフォンでは最高水準のコストパフォーマンスを持つといっても間違いがないだろう。
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