淘宝、ファーウェイの最新OS『HarmonyOS NEXT』向けのアプリ開発に参加

2024年1月25日の午後に開催されたファーウェイの製品発表会で、現在同社が開発中のスマートフォンOS『HarmonyOS NEXT』に関する発表が行われたが、その中で淘宝（タオバオ）も『HarmonyOS NEXT』向けのネイティブアプリ開発に乗り出すことが明らかになった。この日発表されたファーウェイの計画によると、『HarmonyOS NEXT』は2024年第2四半期に開発者向けのベータ版が、2024年第4四半期に一般ユーザー向けの商用版が公開される予定になっている。

『HarmonyOS NEXT』はファーウェイが2019年から開発を進めてきたスマートフォン用OS『HarmonyOS』の最新版で、LinuxやAOSP（Android Open Source Project）の使用を完全に中止するなど、これまでで最大のアップデートとなる。このアップデートに伴いファーウェイ製スマートフォンではAndroid向けに開発されたアプリが使えなくなる。そのため多くのファーウェイユーザーは同社スマートフォンの利用に不便が生じることを懸念していたが、中国最大のECプラットフォームである淘宝がいち早く新OS向けアプリへの開発参加を表明したことで、その不安の一部が払拭された形になった。