5月17日微信は北京で開催した微信支付参加店舗向けのセミナーにおいて電子領収書発行機能を発表した。中国において領収書は発票(ファーピャオ)と呼ばれ、日本のように事業者が自由に発行できるものではなく、税務機関から購入した専用用紙を用いて発行する必要がある。
レストランで食事をする時など領収書が必要な機会は多い。しかし従来の紙の領収書は環境に優しくないだけではなく、発行時に従業員に宛名を伝えてから記入してもらうなど時間の無駄も多い。今回微信が発表した「発票通平台(領収書発行プラットフォーム)」を使うと、レジでレストランが提示する2次元バーコードをスマートフォンでスキャンするとすぐに電子領収書が発行される。京東商城やバーガーキングなどは既にこのサービスを導入している。今後電子領収書の発行に対応する企業は更に増えていく見込みだ。
電子領収書を受け取ったユーザーは自分で会社名などの宛名を入力する。現時点で多くの企業が電子領収書が正式な経費の証明になると認めているが、もし電子領収書が経費として認められない場合は、自分でプリントアウトすれば問題ない。
その他に微信支付は電子会員カード機能も開始している。既に多くの企業や店舗が従来の会員カードから電子会員カードに置き換えている。便利で環境に優しく、カードを持ち歩く煩わしさもない。スマートフォンを利用するユーザーにとってデメリットは見つからないだろう。
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