テンセントはこれまでスマートフォンゲーム開発会社Supercellの買収交渉を水面下で続けてきたが、早くて来週中にも買収手続きが完了するのではないかとの憶測が広まっている。もしテンセントがこの買収に成功すれば、同社にとって過去最高額の買収案件となる。
現在、日本のソフトバンクがSupercellの株式70%以上を保有している。もしテンセントがこのタイミングで買収をする場合、必要な金額は40億米ドル以上となる計算。しかし買収完了後にSupercellが膨大な数のユーザーと巨額の利益をテンセントにもたらすのは確実だ。この買収はテンセントにとって確実に利益につながるリスクの低いものであると同時に、テンセントのライバル企業にとって大きな打撃になるだろう。
Supercellはフィンランドのスマートフォンゲーム開発会社で、『クラッシュ・オブ・クラン』、『ブーム・ビーチ』、『ヘイ・デイ』、『クラッシュ・ロワイヤル』など世界的に人気のあるゲームを運営している。それにも関わらず同社の開発者は200人足らずで、高収益な運営体制を確立している。現時点でこれら4つのゲームはApp Storeのスマートフォンゲームのランキングで上位20位以内に入っており、ユーザーの継続率も極めて高いことから、スマートフォンゲームにおける奇跡とも称されている。
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