中国中央テレビ(CCTV)は毎年3月15日に企業の問題などを取り上げるドキュメンタリー番組「315晩会」を放送している。今年の番組ではネット出前サービスの餓了麼(アーラマ)が取り上げられ、同サービスに加盟している一部店舗が違法営業している実態が明らかになった。番組では北京市通州区にあるいくつかの店舗が隠し撮りされ、衛生状態が劣悪なこと、架空住所や偽の店舗写真を掲載していること、営業許可を取得していないことなどが次々と暴露された。
中央テレビが餓了麼加盟店舗の実態を暴露した後、北京市通州区の食品薬品監督管理総局は標的となった加盟店の現場検査を実施した。
「この店舗は営業許可を取得していません。店舗の衛生状態も基準に達していません。厨房の面積が不足していて、消毒設備がありません。一部の従業員は必要な健康診断を受けていません。餓了麼の加盟審査基準がゆるいということが問題の発端です。」
当局の執行部門は直ちに違法営業する店舗を封鎖した。今後、執行部門は法律に則って店舗に対して責任追及を行う。
今回の騒動に関して餓了麼は次のようなコメントをだした。
「餓了麼は315晩会で報道された問題を非常に重く受け止めています。私たちはすぐさま専門チームを結成し、違法営業を撲滅するために全国の加盟店舗の実態を調査します。餓了麼は中国の飲食業界のIT化を推し進めてきて、ネット出前サービスは新たに生まれたビジネスです。今回のメディアの報道や関連監督機関の指導を受け入れ、さらなる努力を続け、消費者が安心して利用できるサービスを提供していきたいと思っています。」
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